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2006年8月 2日 (水)

伊香保温泉旅行(1泊目)

7月30日、待ちに待った温泉家族旅行の日だ。気合を入れて午前3時に起き、主人はおにぎりを作り、私は荷物の最終確認と身支度をして午前4時過ぎに自宅を出た。何でこんなに早い時間に出たのかと言うと、『渋滞に巻き込まれたくない』からだった。首都高も、外環も関越もスムーズだった。車の量も少なく、とても快適なドライブだった。だがしかし、3時起きというのに無理があったのか、歳なのか、5時ごろ関越に入ったところから眠気が襲ってきて、危うく右のブロックにぶつかりそうになってヒヤッとした。助手席で寝ていた主人がビクッと起き上がり、「大丈夫?」と声をかけてくれたので、「やばいかも」と三芳PAで少し休もうということになった。後ろの席では娘がぐっすり眠っていた。

PAで少し30分位仮眠をして、ブラックブラックガムを噛んで出発した。その後は何とか元気が出てきて、快適に時速130キロで伊香保温泉に向かった。

伊香保温泉は、娘が小学校1~2年のときに行ったのが最初だったので2度目だから道は何とか覚えていたが、それから5年たった時の流れは、道が綺麗に整備されていて、1度目に行ったときに渋川駅に寄った道が別になっており、また、道路掲示板も綺麗に親切に整備されていて、渋川駅に寄ることなく7時過ぎに伊香保温泉についた。

宿泊する旅館『天坊』にとりあえず行って、「今日から宿泊するんですけど、もう着いちゃったので観光地図か何かください」と伊香保の地図をもらった。「30分上れば榛名湖がありますよ」と言われ、ロビーでどこを観光するか家族会議を開き、榛名湖へ行こうということになった。

榛名湖までの登り坂は日光のいろは坂を感じさせるほどのくねくね道だが、そんなに勾配は激しくなかった。8時過ぎに榛名湖に着き、榛名湖の色の水がとても透明で綺麗なことを家族で楽しんだ。ボート乗り場に行き、「『はくちょう丸』はもう一組来れば動かせるが、まだ時間が早すぎるのでいつ動かせるかどうか・・・」と言う店員の言葉で「じゃあ家族でアヒルの足こぎボートに乗ろうよ」と娘に話すと「やだ!恥ずかしい」と拒否されたので、「じゃあ、ジェットボートの『レッドシャーク』はどうだろう」と話をすると娘は「これがいい!」と気に入った様子だった。

そこで私は『レッドシャーク』の交渉に入った。「1周4000円は高いなぁ。2週にならない?早朝割引ってことでさぁ」と若い店員に言うと、彼は決める権限が無いらしく「それは無理ですよ~」と言った。娘は「お母さん恥ずかしいから値切らないでよ」と言ったが、私は『レッドシャーク』に近寄り、「いいなぁ、これ。乗りたいよねぇ。たのしそうだよねぇ。だってはくちょう丸はまだ動かせないんでしょ?」と言い、「お兄さん、『レッドシャーク』早朝割引で動かそうよ。ぐるっと回ったら良い宣伝にもなるよ~」と何度も言うと、店員は「じゃあ、一周3500円はどうですか?」というので、「もう一声!」というと、店員の父親らしき人が出てきて「じゃあ2周で6千円はどう?」と話を持ちかけてきた。「1周一人1000円ですか。そうだなぁ」と言うと、「今はガソリンが高くなっているからこれ以上は値下げできないよ」という店員の父親の話を聞き、「よし!それで乗ろう!」と即決した。店員のお兄さんは「負けた」という顔をしていた。

『レッドシャーク』に乗り込み、運転のお兄さんがまた一人出てきて皆乗り込み終わると船がゆっくりボート屋を離れると、ものすごい勢いで榛名湖の外周を回った。曲がるたびに船が傾き、水しぶきが上がり、風がさわやかに勢い良く船の窓からくぐり抜け、榛名湖の外周を気分良く眺めるというよりは、このジェットボートの迫力に酔いしれた。榛名湖のほとりにいる子供たちや、ボートの練習をしている学生たちに手を振りながら1周目が終わり、2周目になるともっと余裕が出てきて、榛名湖の外周を良く眺めることが出来た。1周5~6分くらいで2周したので12~3分くらいの観覧だった。1周だったら物足りなかった感じで終わったと思うが、2周したので家族大満足だった。ボート屋のお兄さんや父親らしき人に礼を言い、外周を見たときに湖のほとりに喫茶店らしき素敵な店があったので、みんなで「あそこでお茶したいね」と言いながらボート屋を後にした。

車でそのまま喫茶店に直行した。店の名前は『セゾンドはるな』。娘はケーキセットを、私たちはコーヒーを頼んだ。食べ終わると、店内から外に出ることが出来るので、主人と娘は外に出てちょっとした水遊びと写真撮りに堪能した。私は『レッドシャーク』の興奮覚めやまぬなか、コーヒーを飲むのはとても心地よかった。30分くらいだったか、例の『はくちょう丸』がゆっくりとボート屋を離れるのを見た。私は内心「あんなところで30分待つくらいなら、値切って正解だったな」と思った。娘は「なんで、いつからこんなおばさんになっちゃったのよー」と言った。

その後、喫茶店を後にしロープウェイに乗ろうとロープウェイ乗り場へ車で行った。無料の駐車場にはポニーや道産子が子供を乗せて歩くのに、馬を引いて連れて歩く人がたくさんいた。その中の一人に「お嬢さん、乗ってみない?」と娘が声をかけられ、いつもなら恥ずかしがる娘がすんなりその誘いに応じた。「10分くらいで2000円ですけど良いですか?」と聞かれ、一瞬「1500円にならない?」と値切ろうとしたが、もう娘が馬に乗っていたので「いいですよ」と言った。主人は娘の写真を撮りに馬の後ろをくっついて歩き、私は遠くから手を振った。

天気がとても良く、日差しがでていてキャミソールで丁度良かった。私は車にサンシェードをつけてハンドルに直接日光が当たらないようにした。10分位するとちょうど良い按排で娘を乗せた馬が車の元へ戻ってきた。馬をなでて、支払いをしてからロープウェイ乗り場まで歩いた。ロープウェイに乗る前におみやげ屋に立ち寄り、しいたけ茶とウメ茶を試飲した。暑いのに熱い飲み物だったが、これが『冬に食べるアイスはおいしい』と同じ原理なのかとてもおいしく、実家の分と自分たちの分で2箱づつ買った。

榛名湖ロープウェイは、切り立つ断崖を登っていくかのような角度だった。頂上に立ったら榛名湖が見えるのかと思いきや、5分の1見える程度だった。そういえば榛名湖からはロープウェイが見えなかったなと思った。天気は良かったが、雲が多くて、雲が無ければ見える富士山が見えなかったのは残念だった。頂上にある神社へ登り、お賽銭をあげて旅行の無事と今後の幸せを願った。お賽銭は10円だったから効果があるかな?

カップルを見つけ「2人そろっている写真を撮ってあげましょうか?」と声をかけると「お願いします」と一声でOKだったので、「(2人の写真を)撮ったら、今度はうちのも撮ってね」と言った。かわいい若いカップルは恥ずかしそうに寄り添って写真に写った。何故か笑顔が固まっていた。というわけで、今回の旅行で家族揃って写っている写真は榛名山頂で撮ったもの1枚が出来上がった。

さあ、もう行くところがない。榛名湖は『レッドシャーク』で2周も駆け巡り、馬にも乗ってお土産も買った。ロープウェイも登って、今日は本当に榛名湖を満喫した。

とても有意義な一日だった。と、締めたいところだが時計を見るとまだ12時前だった。家族揃って「こんなに遊んだのに、まだお昼?」。皆3時起きでそろそろ疲れが出てきたところだった。「とりあえず、お昼ご飯を食べに行こう。わかさぎのフライが食べたいね」というわけで、車で走って『ワカサギ定食』と看板にある店に入った。すると、とろろめし(わかさぎフライ付き)があったので3人ともそれを頼んだ。ボリュームがあり、フライはホカホカで大満足の定食だった。レシートが無いので店の名前は分からないが、たぶんそこが一番だったのだと思う。

お腹も一杯になり、大満足で「さあホテル天坊に行って休もう!!」と言いたかったが、まだ時計は13時半だった。まだチェックインする時間までは1時間半ある。仕方がないから榛名湖を車で1周して30分かけて榛名山を降りた。ホテルに着くとフロント係が「お部屋への案内まであと1時間ありますので、ロビーでお待ちになられるか、どちらかにお出かけされたほうが・・」と言うので「もう朝7時から榛名湖で遊んで疲れきっています」と告げると「失礼いたしました。では1時間ほどロビーでお待ちください」ということだった。

ロビーの奥にカフェラウンジがあり、ガラス窓の向こうは滝が流れていた。1時間ここで休むしかない。というかもうどこにもいく力が残っていなかった。飲み物を一人づつ頼んで、ガラス窓の向こうにある滝を眺めながら、時間が15時になるのを待った。

やっとの思いで部屋に案内され、3人ともぐたっと倒れこんだ。一番疲れが出ているのは主人だった。みんなでしいたけ茶とウメ茶を飲み、主人に布団を敷いてあげて寝かせた。その後私と娘はお風呂に入りに行った。2度目の天坊はリニューアルしており、フロントとカフェラウンジとバイキング会場以外はものすごく綺麗になっていた。風呂も『天晴(あっぱれ)』と名がついており、こがねの湯、しろがねの湯が温泉になっており、露天風呂は「かくれんぼの湯(人工洞窟)」などがあった。

一番びっくりしたのは「花雪肌(はなゆき)」が置いてあることだった。洗顔後にタオルで顔と手の水気をふき取り、「花雪肌」を手につけて顔をなでると、古い角質がぼろぼろぼろぼろと取れるではないか!もう感激してしまい、娘とひじやひざ、お腹までも角質落としをした。

何よりホテル天坊で満足したのは、夕食の『薬膳料理』だった。歳のいった仲居がちょうどよく食べ終わった段階で次の品を持ってくる絶妙な按排と、料理そのものの味の良さ!家族3人感激した。2泊目は違う料理を頼んでいたのだが、明日も薬膳が良いという話になり、フロントで明日も薬膳料理(違うメニューで)が頼めるか聞くと、1ヶ月同じメニューなのだということだった。おいしかったから同じでも構わないけどでも感動が薄れそうなので、やはり2泊目の夕食は当初頼んでいた料理で良いということになった。

夕食後にまた風呂に入り、ホテルの中の小料理屋で夫婦2人、焼酎を飲みながら久しぶりにいろいろな話をした。いつも一緒にいて家ではあまり会話が無いが、これが旅行の効果なのか、と思わせるのであった。

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